中年童貞の増加…政治が解決すべき時代かも?

ルポ 中年童貞
中村淳彦/ 著 
書籍分類: 新書
価格: 800円(税別)
判型: 新書
発売日: 2015/01/30

 性交渉未経験の男性が増えている。30歳以上未婚男性の4人に1人が童貞。この割合はここ20年間上昇を続けている。
オタクが集うシェアハウスで理想の女の子の絵を描き続ける32歳、容姿への自信のなさから同性愛を選択した36歳、AV男優に採用されたが女優に嫌がられセックスできないまま自殺した33歳。
彼らに共通するのは、過剰なプライドの高さ、コミュニケーション不全、潔癖な女性観だ。
童貞というコンプレックスは彼らの社会的な自立をも阻害する。
性にまつわる取材を続ける著者がえぐる日本社会の不健全さ。衝撃のルポルタージュ。

漫画ルポ中年童貞
中村淳彦/著 桜壱バーゲン/著
出版社名 リイド社
出版年月 2016年10月
税込価格 1,080円

 アニオタ、ネトウヨ、高学歴…社会からも女性からも排除された"生き地獄"を描くルポ漫画「中年童貞」
「漫画ルポ中年童貞」は、30歳を超えて未経験の「中年童貞」たちの実態をインタビュー取材と著者の実体験をもとに描く問題作。

漫画は桜壱バーゲン(さくらいちばーげん)さん、原作は中村淳彦さんが担当しています。
日本に200万人以上いると推定されるという中年童貞をタイプ別に可視化したコミックで、
介護施設にはびこる中年童貞、アニメ・アイドルオタクの中年童貞、ネット右翼の中年童貞、高学歴中年童貞、同性愛に走った中年童貞、AV男優なのに童貞の男、婚活で失敗続きの中年童貞など、実在する中年童貞が全8章で10人登場

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中年童貞たちのこじらせ名言の衝撃度ランキング

■第5位「妄想で何度も何度も抱き合ってるし童貞って気がしない。だから童貞を捨てたいとか思わないし風俗とか興味ないし…別にこのままでいいかなって思っていますね」(微笑)

■第4位「理想の恋人は優香みたいな感じかな! 優香みたいな人だったら結婚して家庭を築きたいね!」

■第3位「女性が嫌いなのも…本当は女性に好かれたくてモテたくて仕方ないのに絶対にそれは叶わないから」

一見、自分を客観視した冷静な発言にも思える。しかし松野(仮名・36歳・中年童貞)は、女性へのコンプレックスが強くなりすぎたあまり、男性と性行為したりその動画を見たり、さらにはハッテン場にまで足を運ぶようになってしまう。

■第2位「44歳で童貞だけど…将来…いつか必ずこのオレのことをすべて受け入れてくれる女性が現れるはずだー!!」

こう叫ぶのはいつまでも実家暮らしを続ける44年間童貞の介護職員、坂口(仮名)
風俗なんか行くより好きな女性と性行為するまで童貞のキレイな身体のままでいたいというポリシー。
彼が、飲み会で言い放ったこの台詞は、まるで10代の少女のようなピュアさを感じさせる。

■第1位「非処女は誰かのお下がりなので嫌です!」(真顔)

大マジメにこう発言するのは日雇い派遣で月収10万円の生活を送る、本山(仮名・32歳)だ。
「付き合うのは処女が絶対条件です!」「(付き合った男が)2、3人とかになると、もう人間じゃないって思っちゃうかも!」と彼は豪語する。


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そういえば
[いち在日朝鮮人kinchanのかなり不定期更新日記]http://d.hatena.ne.jp/dattarakinchan/mobile?guid=on
ここのコメント欄には、ネトウヨ・中年童貞が頻繁に登場している。


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表紙を見ただけで、「これは絶対にネットで煽りに使われるな!」という印象。

ネトウヨのアニヲタ率は異常
あれなんなの

中年童貞は国家繁栄にも役立たない
コミュ障、出世ルートから外れてる、もちろん子どもも作れない、ネットで時間潰し
恋愛や結婚のために人と共感し合う努力をしないで、いつか自分をわかってくれる人が出てくるなんて甘いこと言って
社会活動の中の我慢をしないで生きてるんだから、童貞って肩身狭いなんて言うなよ。

童貞はこじらせると女を攻撃し始めて安心しようとするからタチが悪い。

ネトウヨ・アニメアイコン・童貞とかトリプル役満やん

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ヌードデッサンで性への無関心を克服
「ホワイトハンズ」の代表理事である坂爪真吾氏は、童貞の中年男性について、現実の女性と接した経験に乏しいと指摘。女性の裸体を見る時間を設けるのが問題解決への第一歩になるという。 同氏はまた、「日本社会では、アニメ、漫画、ゲームなど、恋愛やセックスの他にも娯楽があふれている」とも指摘。痛みや苦悩を伴わない娯楽が優先された結果、恋愛やセックスを必要としなくなった。完璧な異性関係があり得るという幻想に加え、日本社会特有の失敗への恐怖感が相まって、深刻な社会問題に発展。異性関係の減少や出生率の低下、人口減少につながったという。 前述のサカイさんは教師であり、登山家でもある。童貞というだけなく、女性と付き合ったこともキスをした経験もないが、デッサン教室が助けになっている。童貞であることは長年、周囲に秘密にしてきた。だが、それは問題を見て見ぬふりをしていたに過ぎなかったという。 記者には6歳の息子がいる。子どもの成長を目にするにつけ、将来の日本が果たして良い環境なのかどうか、考えざるを得ない。今の少子化傾向が続けば、2060年、息子が私と同年齢になる頃には日本の人口は30%以上減少する。5人に2人は65歳以上になる計算だ。日本は活力ある社会を維持できるのだろうか。 記者が社会に出てから27年間で、セックスや異性関係に対する日本人の見方は劇的に変化した。バブル経済のただ中にあった80年代、25歳以上の未婚女性は「クリスマスケーキ」と呼ばれていた。旬の季節が終われば捨てられるという意味だ。90年代には「年越しそば」に変化。「年越しそば」も大みそかが過ぎれば、やはり廃棄されてしまう。 今日では、こういった古い流行語は一笑に付されることが多い。20年にわたる経済停滞により、日本人男性は経済的に去勢された。妻や子どもを養うだけの給料を得られる会社に就職できる見通しは少ない。